行動を制止するタイムアウトの手順
行動を制止するタイムアウトは以下の手順で行います。
- 望ましくない行動を子供が行う
予め決められた行動を制止するタイムアウトの対象となる行動を子供がします。 - タイムアウトを宣言
「物で叩いたからタイムアウトするね」と子供に伝えます。年少児の場合はこの手順はわかりやすくするために省くことが多いです(即時弱化したほうが学習しやすいため)。 - 好子のない場所(壁向きの椅子や何もない部屋等)で座らせる(立たせるのも可)
一人で着席できる場合はタイマーなどを使用して時間をカウントしますが、暴れたりして大人が身体を押さえる必要がある場合はタイマーを使わず、時計等で時間を確認します。 - 理由を説明して解放する
規定の時間が終わればタイムアウトの理由を説明して解放します(「叩かないでね」等)。
連続で望ましくない行動を行った場合はタイムアウトの時間を長くします。映像で確認しましょう。
映像でみてみましょう。(1:00~2:03)
他の子を叩いたため、行動を制止するタイムアウトを実施していますが、物で叩いたりといった危険行為ではないので私はタイムアウトを実施すべきではないと考えます。コーナーに連れて行ってタイムアウトを実施しています。タイムアウトが終わった後にお母さんはキスをして慰めていますが、これをしてしまうと好子を与えているため行動の強化になってしまいます(好子による強化)。
タイムアウト後は賞賛や非難はせず、「叩かないでね」と言ったことを伝えるのみの冷静な対応を実施しましょう。