過剰修正法のコツ
2種類の過剰修正法を実施する上でのコツは以下の通りです。
- 消去と同じ態度で臨む
優しい言葉をかけたり、笑いかけたりした場合は子供にとって好子となってしまい、行動が弱化しません。淡々と指示を出すようにしましょう(ブロークンレコードテクニック等を使用する)。 - 指示に従わない場合は身体プロンプトを使用する
片付けや適切行動の指示に従わない場合は身体プロンプトを使用して強制的に行動を引き出します。ただし、全てを身体プロンプトにしてしまうと嫌子にならないため、身体プロンプトを使用しつつ部分的に子供に実施させるようにします。 - 子供がうんざりするまで行動を繰り返させる
子供が笑ったり、自己刺激行動をしている場合はまだ過剰修正法が嫌子として機能していません。子供が嫌がるまで行動を繰り返す必要があります。 - 連続で不適切な行動をした場合は適切行動の繰り返し時間を長くする
過剰修正法を実施した後にまた不適切行動を行った場合は嫌子として機能していません。その場合は1回目よりも時間を長くして実施するようにしましょう。
以上が過剰修正法を実施する時のポイントです。