レスポンスコストのコツ
レスポンスコストはトークンシステムとセットで用いられることが殆どです。
レスポンスコストを効果的に使用するには以下のことに注意することが必要です。
- 対象とする行動を具体的に決めておくこと
その場の雰囲気で減点を決めるのではなく、事前にルールを明確化しておきます。例えば、「悪いことしたら」ではどのような行動かが明確ではありません。この場合、「物を人に向かって投げたら」「他の人の顔を殴ったら」といった基準を設定します。 - 脅さず、ルール違反があれば必ず実施すること
「次やったら点減らすよ」といった声かけはプロンプトとして機能します。よって、これらの働きかけを使わずにルール違反があれば必ず減点するという方法で子供がルールを守れるようにします。 - 問題となる行動が出ていない時はポイントをもらえるようにすること
攻撃行動等の減点の対象となる行動が出ていない時はポイントをもらえるようにします。他行動分化強化を使用しています。
これらのことに注意することで効果をあげることが可能です。