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自閉症スペクトラム障害児のトイレトレーニングの問題対処法

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 以前に自閉症スペクトラム障害児に対するトイレトレーニング方法を説明しました。

 今回はトイレトレーニングでよく起こる問題に対する対応を説明していきます。

おまるに座りたがらない

 おまるに座ることを嫌がる子供は多いです。座ること自体が嫌いな子供は、着座時間は10秒から強制的に座らせることで伸ばしていき、なおかつタイマーが鳴ってから降ろしていけばだんだんとタイマーが鳴るまでは座るというルールが身についていくので問題ありません。ですが、冬場ですとおまるが冷たいという理由で嫌がる子供もいますのでその場合は便座カバーを付けるといった対応をしましょう。

朝の排泄までの着座時間がいったん短くなったのにまた長くなった

 これは、おまるへの着座が慣れたため、着座してテレビを見続けるためにおしっこを我慢している可能性が高いです。この場合は、着座時間中のテレビを消してしまって構いません。そうするとおまるでだらだらとするメリットがなくなるためまた着座してすぐにおしっこができるようになります。

時間排泄をしているにも関わらずおむつへのお漏らしが減らない

 これは、おむつに漏らすことが全く不快に思っていない可能性が高いです。普通のパンツを履かせて、その上からおむつを履かせるようにしてみましょう。そうすると漏らすと不快感があるため、漏らさなくなることがあります。

時間排泄をしているにも関わらず自発排泄が増えない

 これは、時間排泄時に自発で排泄を要求する練習をしていないことが原因です。例えば、「お風呂行く前にどこ行くの?」「お出かけする前にどこ行くの?」という質問に子供が「トイレに行ってきます」ということが言えるえるように練習してみましょう。

おまるからトイレへの移行がうまくいかない

 おまるで成功が続くようになった場合でも、トイレで補助便座に座らせると全くでないということが起こりえます。その場合、おまるの位置を毎日少しずつずらしてトイレに近づけていきましょう。最終的にはトイレの中におまるがある状態で排泄に成功できると、トイレでの排泄に移行できる可能性が高いです。

家以外でトイレですることができない

 おしっこが家等の慣れている場所でしかできないという子供がいます。一種のこだわり行動ですが、原因はいくつか考えられます。

  • トイレの形状が家とは異なる(小便器、洋式、和式等)
  • エアータオルが苦手(聴覚過敏の場合に多いです)
  • 寒い or 暑い

そういった場合は、まずはいろいろな場所でトイレに行くことだけをします。例えば、スーパーに行ってトイレに入る(トイレで用を足させるわけではありません)ことでいろいろなトイレに慣れることから始めましょう。

ご褒美をもらうために何度もトイレに行く

 ご褒美であるお菓子(好子)などをもらうために自発排泄が以上に増えることがあります。10分毎にトイレに行く等です。この場合は、1時間以内に2回以上行く場合は、2回に1回はご褒美を使用しないというルールにしましょう。そうすると過剰にトイレに行くことを防げます。

自発排泄に対するご褒美はいつやめるべきか

 自分からトイレに行くことによるご褒美は、2週間おねしょや昼寝時や外出時を除きトイレが成功していればあげることを中止してかまいません。

おねしょはどうすればよいか

 毎日の排泄は自立したにも関わらず、おねしょが止まらない場合は、原因を探しましょう。おねしょは

  1. 夜の間にお漏らしをしてしまう
  2. 朝起きた瞬間にお漏らしをしてしまう

という2種類があります。2の場合は、起きがけにすぐにトイレに誘導することで防げます。一方、1は膀胱の容量の問題もあるため直しづらいです。小学校に入るまでは普通におねしょがあっても構わないので割り切っておむつで過ごすことがよいです。というのは、寝ている間の行動というのは無意識の行動である可能性が高いから行動が修正しづらいのです。また夜間のおむつを外すことは、さほどメリットがある行動ではありません。

 このように毎日おねしょをしても1500円ですから、月に3回程度であれば150円です。一方で、おねしょをされると着替える、洗濯するという手間が増えます。よってリスクの割にメリットが少ないといえるでしょう。

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