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特別な配慮を受け続けるのは難しい

https://www.photo-ac.com/main/detail/570533?title=%E6%B8%A9%E5%AE%A4

自閉症スペクトラム障害がある佐伯市内の中学2年の男子生徒(14)が、担任の40代男性教諭の言動にショックを受けて不登校の状態になっていることが4日、学校などへの取材で分かった。生徒は音に敏感で意思決定が苦手な特性があり、大声で注意を受けたため「怖い」と訴えているという。学校は「指導が適切ではなかった。生徒が登校できるよう最善を尽くしたい」と話している。

 生徒は校内の支援学級に在籍している。入学時、保護者が学校側に特性への配慮を求めていた。

 同校や母親によると、生徒は10月2日午前、保健室に登校して自習をしていた。給食の時間になったため、教諭が保健室を訪れ、生徒にどこで食べるか尋ねた。生徒が考えていると、教諭は「早く決めろ。なんか、その態度は」と大きな声を出し、持っていたファイルを机にたたきつけた。

 生徒は別室のカウンセリングルームに移り、1人で給食を食べたが、体調不良を訴え、母親が迎えに来て早退した。その後は登校できず、自宅で過ごしている。「先生の車を見るだけで怖い」などと話しているという。

https://oita-press.co.jp/1010000000/2019/12/05/JD0058753443

 確かに教諭の対応は間違っています。ですが、残念ながらこのようなことは生徒がこれからも生活していれば普通に起こりえることです。

 このように配慮を受け続けることは成長をすればするほど難しくなります。例えば、働き出したら今よりも激しい叱責を受ける可能性はあります。

 配慮を受けたら生活しやすくなることは確かです。ですが、配慮を受けないでも生活ができるように練習していかなければ、子供の生活範囲は苦手なことを避けるためにどんどんと狭まっていってしまいます。

 苦手なことに対して徐々に慣れるように支援していくということが将来のためにはよいと考えます。

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