子供の調子によってゴールを変えていませんか?(自閉症療育)
家庭内でセラピーを実施していると、子供が課題をすぐにクリアできる日とできない日があります。大きく分けると2つです。
- 子供の調子が悪く、設定したゴールまでたどり着けない
- 子供の調子がよく、設定したゴールを容易にクリアする
1の場合は、できるまで教えるということを実施する必要があります。よく問題が起こるのは、実は2のほうです。
子供の調子がよく、設定した課題がすぐにクリアできると大人はすぐに次の課題に進みがちです。ですが、これはよくありません。なぜならこれは、ゴールを大人が勝手に移動する行為だからです。
その日にすごく頑張った結果、新たな課題が出現したらあなたはどう思いますか。多分ほとんどの人がやる気をなくすでしょう。課題が完璧にできたとしても、次の段階に進むのは翌日以降である必要があります。ですから、課題がスムーズにできた日は、それでセラピーをおしまいにするか、しばらくそのできた課題を続けるようにしましょう。