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消去の限界

消去は行動が有形物注目逃避の機能を持っている時に使用できます。

ですが、これらの機能を持っていても消去が使えない場合があります。以下のような場合です。

  1. 望ましくない行動が少しでも強化されることがある場合
    消去を実施中に、少しでも好子を得られる、嫌子を避けられる状態がある(好子による強化嫌子による強化)と消去が完成せず、行動が継続し続けます。
  2. 即座に行動を消す必要がある場合
    例えば、有形物の機能を持っている行動が暴力行為である場合、消去だと消えるまで時間がかかりその間は他人に危害が加わり危険です。

これらのケースに対して消去はあまり有効ではありません。これらの行動では弱化を使用する必要があります。弱化についてはまた後程説明します。

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