外食で喜ぶ子供は普段の食事がしっかりしている
お菓子はとても強い好子になりえます。ですが、子供によっては好子として機能しないケースがあります。理由は、そもそも食べることに興味がない場合ともう一つ理由があります。
それはお菓子を食べることに飽きてしまった場合です(好子の飽和化)。この場合、好子だったにも関わらず与えすぎてしまったので好子としての機能が失われてしまったのです。
実生活で実感することがありました。私の家ではほぼ毎食ご飯と味噌汁といった和食で、パンを2週間に1回ぐらいしか出しません。以前に、ビュッフェに行った時に子供が沢山の菓子パンを食べていました。うちの子供は、食事にあまり興味がないタイプで家で出した食事を意欲的に食べるということが少ないです。菓子パンは子供にとって完璧に好子となっています。
同様に、外食で喜んで食べる子供は、普段の家での食事の味付けが子供のためを思って薄い可能性が高いです。つまり、普段の食事がしっかりとしていればいるほど外食の濃い味付けを喜ぶ子供になるのです。普段からレトルト食品等の濃い味付けに慣れている子供は、外食でもさほど喜ばないのです。