問題行動を防ぐために課題をさせる(自閉症療育)
自閉症スペクトラム障害等の発達障害児は泣く、叫ぶといった問題行動の出現が問題になることが多いです。これらの行動が「要求時に発生する」「課題時に発生する」という場合は、対応が比較的容易です。
ですが、子供によってはきっかけがわからず、もしくはきっかけがなく泣く場合があります。そういった子供の場合、
- 何もせずに寝転がっている時等に急に泣き出す
- 遊んでいて急に泣き出す
といったことが起こります。こういった場合、他人が関連している行動ではないので、問題行動を防ぎづらいです。
これを防ぐために、「子供の自由時間を減らす」という支援方法が有効なことがあります。子供を自由に行動させると問題行動を起こしてしまうので、敢えてこちらのスケジュールで行動させることを増やすのです。こうすることで、問題行動が減らせることがあります。このケースでの課題では
- 長時間実施し続けられること
- 子供が容易にできる課題であること
- 作業効率を求められるような課題ではないこと
が求められます。例えば、YouTubeで授業の動画を着席して見るといった課題が適しています。