対応できない問題行動はひとまず環境で防ごう(自閉症療育)
家庭内療育でまず行うことは、問題行動を順番に消していくことです。そうでなければ、そもそも家庭内療育を実施する余裕がなかったり、何かを教えることが難しかったりします。
問題行動は以下のような行動が挙げられます。
- 物を破壊する
- 勝手に物を取る
- 危険な場所に入る/登る
- 外出時に走る/座り込む
こういった行動は一つずつ消していくことはできる可能性が高いですが、いっぺんには消せません。ですから、その間放置していれば被害が拡大することとなります。
そういった場合、現在消すことが難しい行動は環境によって防いでしまうことが良いです。例えば、台所に入ることを現時点で消せていないのであればベビーゲートをつけて問題行動がそもそも起こらないようにしてしまいます(抹殺法)。
このような防ぎ方は、一時的な方法ではあるので長期間に渡って問題行動を防ぐことは難しいです。よって、環境によって問題行動を防ぎつつ可能な限り早く問題行動を無くしていくことが求められます。