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学習の手抜き①癇癪行為に対する対応(自閉症療育)


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 学習の手抜き一段階目の泣いて課題を拒否する子供への対応はどうすればよいでしょうか。

 よくある対処方法は泣いていても課題を継続し、できたら課題を終了することです。この場合、話せるようなレベルの子供であれば「泣いていても課題をやらなければならない」ということが理解できる可能性が高いです。そうすれば、泣かずに課題をすることができるようになります。

 しかし、知的障害が重いような子供に対して上記のような対応をすると、「大声で泣いたから課題が終わった」と勘違いする可能性があります。例えば、毎日シャンプーをしているにも関わらず、毎回泣いているような子供は「大声で泣いたらシャンプーが終わる」というように勘違いしています。よって、最初は上記のような対応でも構いませんが、課題の度に毎回泣くということが継続するようでしたら対応を変えます。

課題の度に癇癪を起こす子供に関しては、行動に対する過剰修正法を使用して直していきます。課題中に泣いても課題を継続しますが課題が終わったとしても、課題中に泣かなくなるまで解かせ続けます。課題を泣かずに解けるようになった時点で終了します。こうすることで、子供は泣いても課題が終わらず、むしろ課題がどんどんと増えていくので泣いて課題を拒否することがなくなります。

もちろん、課題が適切で子供にとって難し過ぎることを求められていない場合のみに限られますが。

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