学習の手抜き3つのステップ
私は、教える仕事の中で自閉症スペクトラム障害等の発達障害児の課題に対する手抜き、いわゆるサボりの3つのステップがあることに気づきました。
- 泣いて課題を拒否する 課題拒否の最初のステップです。泣いてわめいて暴れて課題を拒否しようとします。
- 自己刺激行動をする 泣いたりすることはなくなるものの、課題中に自己刺激行動をしてサボるという行動が見られます。例えば、課題中にキョロキョロと周囲を見まわしたり手を振ったり笑ったりします。
- てきとうに答える サボりの最終段階です。一見、真面目に取り組んでいるように見えますが、何回も同じ間違いを繰り返したりして(例えば正解を教えているにも関わらず、九九で何回も同じ問題を間違える等)学習内容に向上が見られないことが多いです。
これらのステップは成長の一つであるとも言えます。最初は泣く行動が出現し、それを諦めたら自己刺激行動が出現し、それを消したらサボるという行動が出現する訳です。それぞれの段階に対する対応はまた後程説明いたします。