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発達障害と診断されたい人もいる


https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3&srt=dlrank


莉奈さんは21歳の頃、発達障害について扱った番組を見て、自分もそうなのではないかと疑い病院を受診。しかし、1軒目の病院では何度も通院をして発達障害かどうか検討をつけるWAIS-Ⅲのテストを受けたのにもかかわらず「PDD(広汎性発達障害)の傾向があるかもしれませんが、そんなに気にならない程度でしょう」という診断だった。
ちなみに広汎性発達障害は、2013年以降の『DSM-5』(米国精神医学会が発行する精神障害の診断と統計マニュアル)では自閉スペクトラム症に統合されている。気になっていたから受診したのに、あいまいな診断に納得できず2軒目の病院を受診。30分ほど医師と話しただけで「アスペルガー症候群(現・自閉スペクトラム症)ですね」と言われた。
1回目の診断と2回目の診断の結果を総合して、現在莉奈さんはASDと名乗っている。

https://toyokeizai.net/articles/-/218206?page=2

 このように、自分が納得する診断が得られるまで精神科をまわることが可能です。また、二番目の病院のように、言語による報告のみで診断するところも多いので果たして正確なのかという疑問があります。

 発達障害と診断されることのメリットとしては

  • 自分の問題が発達障害という原因によって起こされていると思うと楽になる(問題を外的原因と考える)
  • 他者に対して「発達障害だから」ということで配慮を求めることが可能となる
  • 自分が他者とは違うという優越感を持つ

といったことが考えられます。発達障害の診断名に拘泥しても生きづらさは変わりません。それよりもどうしたら自分の行動が変えやすいかと知れることが発達障害の傾向があると考える時に有用なことだと思います。

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