偏食による弊害②(健康上の問題)
偏食による弊害の2つ目は健康上の問題です。こちらの調査によると、自閉症スペクトラム障害の偏食で食べられないことが多い食品(20%以上の者が工夫しても食べられない)は以下の通りです。
- グリーンピース、なす、キャベツ、青菜、根菜、ピーマン、ブロッコリー、トマト、きゅうり、ねぎ、生野菜、
- 貝類、いか・たこ、えび・かに、
魚介類と野菜が食べられないことが多いことがわかります。一方好きな食べ物(50%以上の者が好き)は以下の通りです。
- ハム、ウィンナー、ミンチ肉といった加工肉
- ジュース、お茶
- スパゲッティ、麺類(うどん・ラーメン)、パン、混ぜご飯、ご飯
見事に甘い物、たんぱく質、炭水化物ですね。調査項目には含まれていませんが、お菓子の調査をしたらほとんどの子供が大好きなのではないでしょうか。このように、偏食は少しずつ食べられない物がある訳ではなく、材料の種類によって全くダメということがあるので栄養バランスが崩れやすいです。