身体プロンプトは使えないことが多い(自閉症療育)
プロンプトは行動を教えるために使用されることが多いです。その中でも身体プロンプトは多用されることが多いプロンプトです。
ですが、身体プロンプトは行動を教えるには有効ではない場合があります。それは子供にとって一人で動作をすることが難しい場合です。例えば、服を着る、線を書くと言った動作です。これらは身体プロンプトを使用して教えたとしても子供一人で再現することが難しいです。
また、身体プロンプトは子供がよそ見をしていて大人に体を預けていても正答できてしまうため、子供が正答を理解しているとは言えない場合があります。
例えば、映像のように子供が全く集中していなくても正答させてしまうことができるため、このような場面での身体プロンプトを使用して正答を教える効果は薄いです。
身体プロンプトを使用して教えて効果があるのは
- 指導者の身体プロンプトを使用しなくてもその行動を子供が再現できる場合
- 指導者が子供の注目を取って子供が手元を見ている場合
に限られます。