言葉の遅れがある子供に幼児語は厳禁
人間は本能というものがあります。例えば、上の写真の動物を呼ぶ場合、大人と話す時には「犬」と言うのに対して、子供に対して話しかける時は「わんちゃん、わんわん、犬さん」等と言うことが挙げられます。
言葉の遅れが著しい自閉症スペクトラム障害等の発達障害児に対して上記のような幼児語は使用しないほうがよいです。なぜなら、言葉の遅れがある子供に対して、上記のように「わんわん、わんちゃん」のように教えてしまうと子供が言えるようになる頃には同学年の子供は「犬」と言っている可能性が高いです。つまり、言葉の遅れがある時点で「わんちゃん」から「犬」に変えることは二度手間になることがあるのです。
同様に、父母の呼称も途中で変えてしまうことが大変なことがありますので、「パパ」「ママ」という呼び方よりは年齢が上がってからも使える「お父さん」「お母さん」という呼び方を優先的に教えたほうが良いです。