障害児者に対する支援はよくなっていっている
日頃から日本の療育のあり方について散々苦言を呈している私ですが、実は発達障害児者を取り巻く環境はどんどんよくなっています。
最たるものが、放課後デイサービスです。放課後デイサービスは小学校から高等部卒業まで一時預かりをしてくれる施設で、2012年にできました。夏休み、春休みといった長期休暇中も預かりをしてくれるので、大変役立ちます。
私が大学生の頃は「障害児学童」と呼ばれる団体がありました。これは、学童クラブに入れなかった障害のある(手帳が出ている)子供が大学生等のボランティアを使って外出支援をしていたのです。特に問題となったのが夏休みの長期休暇で、ボランティアの手を借りても毎日のようにお出かけすることは難しかったのです。これに併せてガイドヘルパーを使用する人も多かったですが、それでも支援が全く足りていませんでした。
稼ぎになることから一般企業の参入が進んでいる放課後デイサービスですが、制度としては素晴らしいと思います。欲を言えば、私は希望をすれば学童クラブに編入できる制度(統合保育)も選択可能になってほしいです。