発達障害を特別視しすぎないほうがよい
近年、発達障害に対する解説本は多く出版されています。このこと自体は非常に喜ばしいことです。世間の認知度が高まっていることの証明でもありますから。
ただし、多くの本では発達障害を特別視しすぎているように感じます。例えば、
- 自閉症だから視覚支援が必要だ
- ADHDだからずっと座っていることには困難がある
- 発達障害の子供は純粋だ
これらは、発達障害を何か特別なものとして分けて考えていると感じます。そうではなく、定型発達の子供の延長に発達障害の子供がいるのです。上記の供述は次のように変えても違和感はないのではないでしょうか。
- 幼児だから視覚支援が必要だ
- 幼児だからずっと座っていることには困難がある
- 幼児は純粋だ
障害の支援というの幼稚性への支援に似ています。現に、ADHDの診断率は早生まれが非常に多いことがわかっています。まずは特別扱いせずに考えましょう。