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ご褒美(好子)を使える子供のほうが少ない(自閉症療育)

(出典:PhotoAC

 ABAでは、基本的に好子による強化で行動を形成します。ですので、好子探しが非常に重要になってきます。

 ですが、実際のDTTでのセラピーを見てください。

 これらの好子の使い方でわかることは

  • 子供は自発的におもちゃやお菓子を欲しいと訴えている訳ではないケースがほとんど
  • あくまでセラピストがお菓子やおもちゃを渡している(子供は渡されたから受け取っている)

 特に2:20の子供や2:30の子供は注目が取れていません。おもちゃやお菓子を受け取ったからと言って行動が強まったとは言えないのではないでしょうか。

 あくまで、好子は

「置いておいたら『欲しい』とその子のレベルに合わせて他人に訴えてくるもの」であると考えています。ビデオのような好子は「くれたらもらうもの」であって「欲しいもの」ではないです。

 そう考えると私が求めるレベルの強い好子がセラピー開始時点である子供は、20%程度であると感じます。ですから、特別な好子がなくても日常的な食事やテレビといった好子で頑張れることや、そもそも好子なしで頑張れるといったことが非常にじ重要です。

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