小学校での学習は効率を落とすことが多い(障害児療育)
小学校での学習方法は実は効率を落とす方法になってしまっていることがあります。主に二つの点です。
- 集団での学習が求められ、画一の方法での学習方法を教えられ、個々の能力の差異はあまり気にされていないこと
- 学習が早く終わったとしても待機していなければならないこと
私は、これは日本の社会における労働の問題点とも同様だと思います。全力を尽くしてもメリットがない物となっているのです。では海外ではどうでしょうか。
私は教育の専門家ではないので、あくまで推測ですが飛び級や留年を使用して同一クラスの個々の能力の差異をできるだけ小さくすることで学習効率を上げているのではないでしょうか。
日本でも特別支援学校等では、能力によるクラス分けがありますが、そもそもの学習目標が低いためか効率がよいとは思えません。
自閉症スペクトラム障害児等の発達障害児に自分のメリットがない行動を教えることは非常に難しいです。セラピーで教える時は
- 覚えたら本人にメリットがある行動(言葉での要求等)を好子(お菓子等)を使用して教える
- 決められた学習が終わったら自由にできることを教える(頑張ったら遊べる)
という原理を使用するので、比較的大人の指示に従うことができます。ですが、これが
- 決められた時間に学習をする
- 早く終わったとしても待っている
であればどちらにしても本人にメリットがないので、サボる、だらだら学習するという癖がつく可能性が高いです。