自閉症スペクトラム障害児と定型発達児の行動の上達の仕方の違い
自閉症スペクトラム障害児にお箸の持ち方や鉛筆の持ち方などを指導する時に、難しいことがあります。それは、段々ときれいな持ち方にすることに困難があることです。
例えば、定型発達児の箸の場合は、
- 大体の持ち方で箸を持って食べる
- 成長したら家で正しい持ち方を直す
- 家以外でも持ち方を直す。
という順番で直っていきますが発達障害児の場合は、途中で修正することが難しいことが多いです。その場合は、
- 大体の持ち方で箸を持って食べる
- 成長したら家で正しい持ち方に直す
- 家以外では以前の通りの持ち方のまま変わらない。
と、家以外での修正に困難があります。ですから、鉛筆やお箸などの家以外で使用するスキルは難しくても最初から正しい持ち方で教えることが良いと思います。