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定期セラピーの方法及び開始までの流れ

私のセラピーの特徴は以下です。

1.発達検査の練習ではなく、子どもらしくなることを目指す
現在、日本でABAの中心となっているのは、発達検査の練習を集中的に行うDTTです。この方法ですと発達検査の数値は向上しますが、日常の様子はあまり変わりません。例をあげると、お菓子を見せて「頭触って」と指示を出せば子どもは指示に従いますが、自分から「お菓子ちょうだい」という他者への働きかけは見られないということが起こります。セラピーでは子どもが子どもらしくなることを目指します。具体的には以下の様な行動です。

・自分から挨拶する
・自分からアイコンタクトをし、他人に要求をする
・呼びかけたら子どもが返事する
・他の子と一緒の遊びをして楽しむ
・自発的に他者の真似をする
・親の顔を見て笑いかける
・幼稚園や保育園で集団行動に混ざって行う

これらの行動が出れば、子供が他者から愛されかわいがってもらえるようになります。また、日常生活の様子がガラッと変わり誰からも「成長したね」と言われるようになります。数字や平仮名を教えるのはコミュニケーション能力が十分に育ってからです。

2.家以外で行動できるようにする
家で行動できても、外で行動できなければ意味がありません。外で使用するスキルを家庭内で練習することで外でも同様に行動できることを目指します。

3.保護者が中心となって子どもを支援する
セラピストが週2回お子さんをみっちり指導しても、日常でセラピーをしない限り行動は改善しません。私のセラピーでは保護者に方法を伝え、それを家で行っていただくことで行動を改善します

4.家庭で無理のないセラピーを実施する
セラピーで一番重要なのは時間数ではなく、効率よく分散して学習することです。例えば、ご家庭で一日3時間ずつ集中的にセラピーを実施することをめざすのではなく、朝・昼・夜の食事時に「いただきます」といったことを練習してきます、分散学習ができるので効果が高くなります。

5.セラピーの形
基本的にセラピーは全てグループABAセラピーで行います。

 

定期セラピー開始までの流れは以下の通りです。


①問い合わせ
メール、もしくは電話にて問い合わせください。非通知設定でおかけの場合は20時以降が比較的つながりやすいです。

②無料発達相談
定期セラピーを希望される方は必ず無料発達相談を受けていただきます。訪問(交通費が発生します)、オフィス、Skypeのいずれかの形を選択していただきます。その際、お子さんの情報をいただき、現在の問題に考えられる対応をお伝えします。支援方針に納得された場合は、ペアトレの申込みをしていただきます。

③ペアレントトレーニング(ペアトレ)の申込み
まずは、ペアトレでABAの基礎理論を学習していただきます。ペアトレは集団で受けたほうが料金が安くなるので、他の参加者をブログで広報、もしくは直接他の人をお誘いいただきます。3~4家族、ご両親で受けることが理想です。そのため、平日の早朝や深夜、土日に行われることが多いです。

④ペアトレの開始
ペアトレは週1回のペ―スで8回行います。

⑤アセスメントの開始
アセスメントとはお子さんの状態をセラピストが関わりながら観察することで何が必要かを見極めます。これにより個別教育計画を作成します。

⑥直接セラピーの方法指導
ペアトレの第4回行動形成の講座が終われば直接セラピーを開始できます。まず直接セラピー内での子供を指導をする方法を説明します。これにより直接セラピーの指導を受ける準備が整います。

⑦直接セラピーの指導開始
方法指導が終われば直接セラピーの指導を開始します。アイコンタクトや、音声模倣等を練習し始めます。

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