(出典:来夢来人

神戸新聞の記事です。

 児童養護施設「尼崎市尼崎学園」(神戸市北区)の子の半数は軽度の知的障害や発達障害、それに似た特性がある。コミュニケーションが苦手だったり、冗談が通じなかったり。「一見、障害があるって分からず、社会では変わった人と見られる」。そんな子たちは、トラブルや壁にぶつかったとき、自分一人で乗り越えることが困難だ。お金の管理など、生活するには大人の支援が必要となる。

そのため退園後の進路は限られ、障害者が共同で生活するグループホームに入ることになる。

何とか仕事に就けても、多くは障害者雇用で非正規。給料は上がらず、ステップアップがないまま年齢を重ねる。そもそも給料だけでは暮らせず、生活保護に頼るケースがほとんどだ。自由に使えるお金はほとんどなく、所帯を持つことも難しい。それでも、専門性を持った職員が支えてくれるグループホームは生活が安定し、安心して送り出せるという。

「一番厳しいのは、障害の手帳はなくてもグレーゾーン、もしくは社会にうまくなじめないケースなんです」

障害を抱える者が高等部卒業後になかなか行き場がないのは、保護者がいてもなくても同じです。ただし、家で保護者が面倒をみながら作業所や授産所に通える分、このような施設育ちの者よりは選択肢が多くなります。

しかし、問題行動が酷い場合や保護者が高齢になった場合は施設入所になってしまうことが多いです。そういったことを考えると家事はある程度できるようにしておいたほうが将来的な自由があると思われます。例えば、グループホームに入るのではなく、ホームヘルパーの力を借りながら一人で生活する等です。

私は常に療育のゴールは「就職及びある程度の自立した生活」であると考えています。「就学まで頑張ればいい」といった短期的な視点ではない支援をすることが重要です。

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