(出典:GAHAG

HEALTH PRESSの記事です。

 発達障害は生まれつきの脳機能障害であり、症状は個人によって大きく変わります。しかし、各々の特性に合わせて適切な療育や訓練をすることで、その症状を改善し、社会へ適応する力を伸ばすことができます。ここで重要なポイントは、療育をより早期に(小学校入学前まで)始めるということと、家族に寄り添いながら「オーダーメイドの療育」を行うこと。

もっともらしいことが書いてありますが、読み進めていくとおかしいところが出てきます。

 専門性を生かして子どもを深く理解することで、より効果的で効率的な成果に結びつくことを、子どもの顕著な変化によって実感することができます。具体的な変化の例としては、

・笑顔が増え、療育に通うことを楽しみにする
・嬉しい気持ちを共有する言葉が出る(ママー見てー、など)
・椅子に30分座れるようになる
・友達の名前を呼ぶようになる
・柔軟性が出る(ゲームの負けを受け入れられるようになるなど)
などがあります。

これらのことができたとしても子供の生活能力が上がったとは言えないのではないでしょうか。

よくあるのが「療育に喜んで通っている」というものがありますが、私は必ずしもこれはプラスのこととはとらえていません。楽しみにしているということは、大した負担がかかっていない可能性があるということです。療育が楽しいことが悪いわけではありませんが、適切な行動を教えるには、子供に多少なりの負担がかかります。例えば、幼稚園や保育園を嫌がる子供は、そこでの活動がある程度の負担になっている(つまり適切な課題が実施できている)ということです。

また、こちらで挙げていることはすべて遊びを通してできることのみではないでしょうか。自ら言葉で要求する、椅子に座って遊びではなく課題に取り組める、難しい勉強に泣かずに取り組めるといったことの学習は難しいように感じます。

療育を子供が楽しんでいるというのは、親にとっても子供にとっても負担がなくよいように感じるかもしれません。ですが、将来的な成長を考えると多少負担をかけたとしても適切な行動を幼少期に教えたほうが、子供も将来的に行動が広がり、親の負担も減ります。長期的な視点に立って家庭内療育を実施することが望ましいです。

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