(出典:PhotoAC

西日本新聞の記事です。

声を寄せたのは福岡市在住のさゆりさん(40代、仮名)。「息子が幼く、落ち着きがなくて…」。担任教諭と相談し、今春から通級指導を受けることに。(中略) 週1回、さゆりさんがハンドルを握り、在籍校の授業を抜けた息子を設置校に送り届ける生活が始まった。片道50分。計90分の指導後、在籍校へと連れて戻るのに3時間以上を費やす。

通級指導がそれぞれの学校にないということが問題として挙げられていますが、私はそこ以外に問題を感じます。

  1. 通級指導を授業時間の間に受けること
    この子の問題は「落ち着きがない」ということなので個別で指導を受けてもこの行動は改善しません。むしろ、集団行動の時間を抜けて受けることは行動がより下手になる可能性があると思います。
  2. 通級指導で必ずしも有効な指導を受けられるわけではないこと
    通級指導を行っているのは教師です。専門家ではないのでそこで行われているのは支援学級や支援学校、公的療育で受けていることとさほど変わりはないことが多いです。

では、どうすればこのような状況を防げるかというと

  1. 集団での行動を改善するような指導を行う
    集団の中での行動で問題があるので、集団の中での行動が改善されるような指導がされるべきです。クラスの中での指導も考えられます。通級指導、抽出授業でも構いませんが、あくまで集団での行動を改善するための練習を行います。
  2. 専門家が協力をする
    行動の改善を目指すのであれば、やはり教師だけではなく専門家の参加が必要になります。理想はスクールカウンセラーが協力できればよいのですが、実際にはカウンセリングが専門の方が多いので難しいでしょう。行動分析のプロである大学教員等がバックアップに入って成功しているケースがあるのでそのような支援体制が理想です。
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