『重症心身障害児が普通学級で学ぶのは本当に困難なのか』(記事)

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自閉症スペクトラム障害児に対するABA療育
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提携教育機関
提携教育機関

(出典:PhotoAC

ダイヤモンドオンラインの記事です。以前取り上げた普通小学校への通学を希望したケースもあがっていました。

 大阪府箕面市在住の巽康裕(たつみ・こうすけ)さん(13歳)は、生まれつき「ダンディーウォーカー症候群」に罹患しているため、脳性麻痺があり身体を自由に動かせない。さらに、1歳のときから日常的に人工呼吸器を必要としている。また、唾液の飲み込みや痰(たん)を吐き出す力が弱いため器械を使って吸引しなくてはならない。さらに、口から食事ができないため、腹部に穴を開けてチューブから栄養を取っている。

康裕さんは重度の知的障害と身体障害が重複している重症心身障害児だが、小学生のときから車いすに乗って、地元の公立小学校へ通学してきた。特別支援学級の所属だったが、ほとんどの時間を普通学級で過ごした。会話はできないが、他の生徒と一緒に教室で授業を受け、看護師と鉛筆を握った。校外学習や運動会にも参加した。

かなりの重度の障害でありながら、支援級に通ったとのことです。

 箕面市立豊川北小学校へ入学した康裕さんは、毎朝、市の教育委員会が手配する福祉タクシーに乗って通学した。福祉タクシーが担任を迎えに行き、そのまま康裕さんの自宅を回る。両親の付き添いは必要ない。学校では2人の看護師が医療的ケアに当たった。これらの通学や学校生活にかかる費用は国と地方公共団体がまかなう。

かなり支援体制が手厚いようですが、希望する者すべてに行うことができるのでしょうか。これは小学校側の姿勢も関係してきそうです。

ある本では

障害のある子供が普通小学校に行ってもメリットはほとんどない。メリットがあるのはそのクラスにいる子供だけ

と説明されていました。障害理解、援助に関して学べるから障害児以外のメリットが大きいという訳です。私は地域の小学校に通うということは地域に知り合いができ、困った時に助けてくれることがあるから本人にもメリットはあると思います。よくあるケースですが、他の児童に対して障害のある児童の手伝いを係を決めて実施することはよくないと思います。なぜなら、たとえ嫌になったとしてもやめさせてもらえないからです。善意の手伝いというのは強制されるべきではないです。

奈歩さんは結婚をきっかけに箕面市に住むようになったため、あまり知り合いがいなかった。ある日、康裕さんを車いすに乗せて公園を散歩していたとき、近所の幼児が寄ってきた。

「とてもうれしかったですね。でも、その子が康裕を見て『怖い』と泣き出しちゃったのです」

康裕さんのそばに来る子どもに、母親が「(康裕さんを)見ちゃダメよ」と連れて行ってしまったこともあった。

奈歩さんはそのとき「康裕がどんな子どもか、知らないから怖がるんだ」「そうであれば、康裕と地域に出て行って交流しよう、知ってもらおうと思いました」と言う。

これは非常に重要なことです。よくある障害当事者の主張として①じろじろと見ないでほしい②でも困ったときは助けてほしいというものがあります。私は①なしで②を達成することは困難であると感じます。じろじろ見てしまうのは身近にそういった人がいないから興味があるからです。ですから、このように地域に出て交流する機会があれば相互に理解がしあえる環境になるのではないでしょうか。

支援学校が地域にないというのも障害児者への理解が進まない理由の一つかもしれません。地域に小規模の支援学校が作れればよいのですが、障害児の割合が少ないことと、予算的に高くなってしまうことから難しいでしょうね。

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