『社員の7割以上が発達障害。「経済合理性があるからやっている」社長の思い』(記事)

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自閉症スペクトラム障害児に対するABA療育
自閉症スペクトラム障害児に対するABA療育

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提携教育機関
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(出典:かわいいフリー素材集いらすとや

少し古い記事ですが、HUFFPOSTです。グリーの子会社、グリービジネスオペレーションズの福田智史社長のインタビューが掲載されていました。社員の7割が発達障害当事者という会社です。

「発達障害の人を雇用するのは、単なる『いい話』ではない。経済合理性がある」と、GBO社長の福田智史氏は語る。その真意を聞いた。

 

「能力を最大限発揮できて、成長できる環境を作る」というのは、もともと障害者雇用に特化した特例子会社* だからそう謳っているというよりも、そもそも会社はそういう場所であるべきという僕の自論を、そのまま適用しているんです。

これらのことは、ABAでも同様だと思います。発達障害だからABAを使用するのではなく、効率がよいからABAを使用しているのに過ぎません。それは定型発達児者に対しても同じことが言えます。

理想論で言うと、ここで働いてる人たちもいずれは一般雇用枠になったり、健常者がいる中に入ったりして活躍してほしいなと思っています。

この会社に、一般の会社とかけ離れた特異な環境を作ってしまうと、そこから出られなくなりますよね。外の変化も知らないままで。それは良くない。

僕の中で、つくりたい組織像において健常者と障害者の境目はないですし、必要最低限の合理的な配慮はしつつも、なるべく健常者と同じ環境で仕事をしてもらいたいなと思っています。

これこそが社員育成ではないでしょうか。合理的配慮は段々となくしていく必要があるものです。いつまでも環境調整をしていたらそこから抜け出すことができません。日本で多く実施されているTEACCH(のようなもの)は必要以上の環境調整を実施し、結果として自然環境下での行動に制限がかかっているように感じます。

「発達障害者」を雇用していることを売りにするのではなく、「発達障害者」を雇用しできることを広げ様々な分野で働けるようにしていくというのは非常に重要な視点だと思います。

このような支援ができるのは、私は社長が福祉分野の専門家ではないからだと想像します。こちらに掲載されていますが、エンジニア等の福祉とは全くゆかりのない分野で働いてきたようです。発達障害のことをよく知らない(間違った先入観がない)から社員に対して様々なことができるように柔軟に指導していけると思うのです。

以前、大学生時代に参加していたボランティア団体で発達障害児の母親に言われた話が思い出されます。通常はボランティア団体というのは福祉系の学部に在籍する大学生が多いですが、その団体ではほとんどが他学部のボランティアによって構成されていました。理由を聞くと「福祉系の勉強をしている大学生は発達障害のことを勉強しているから視覚支援を使用してくれたり、スケジュールを予め伝えてくれたりといったことをする。でも、反面(自分の)子供を他の子供と接するように扱ってくれないから面白くない。でも、他学部の大学生は子供をいろいろな遊びに誘ってくれる」と言っていました。

発達障害に関して勉強する、支援に関して勉強するというのは重要なことです。ただ、支援現場でなぜそのような支援が必要かという時に「自閉症スペクトラム障害だから」「ADHDだから」というのは理論的ではありません。そのような場合、間違った先入観で支援方法を決定していることも多いのです。

「発達障害」という分類で人間を考えるのではなく、それぞれの人間の特性をとらえることでこのように社会で働ける人は多くなるのではないでしょうか。

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