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自発マンドトレーニングの注意点⑩(マンドを教えることと発音矯正は分けて行う)

マンドを覚えさせることと、きれいな発音で言うことを一度に実施すると難しくなってしまいます(二重の課題になってしまう)。よって、マンドを覚えさせる行程ときれいに言わせる行程は分けるようにします。まず、マンドを一人で言えることを目指し、それから発音矯正を実施しましょう。

誤ったやり取り
子:貸して
大:真似して「ちょうだい」
子:ちょうだい
大:「ちょうだい」!、そう言ってごらん
子:ちゃんだい
大:真似して「ちょうだい」…

このように音声模倣できれいに言えたとしても一人で言えることは全く別の課題です。きれいな発音で一人で言わせようとすると大変難しくなってしまいます。正しいやり取りは以下の通りです。

正しいやり取り
子:貸して
大:真似して「ちょうだい」
子:ちょうだい
大:「ちょうだい」だね!じゃあ言ってごらん
子:ちゃんだい
大:真似して「ちょうだい」
子:ちょうだい
大:「ちょうだい」だね。お菓子をあげるよ

このように、まずは発音が汚くても一人で言わせ、その後音声模倣により発音が矯正できたら好子による強化をしてしまいます。これによりマンドを覚えて一人で言わせるということと発音矯正を分けて実施することができます。

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