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公的療育と保育園の自閉症児に対する指導方法の違いはなぜ生まれるのか

(出典:PhotoAC

 公的療育での対応と保育園での職員の対応は大きく異なることがあります。例えば、

  • 療育では叱ることはほとんどなく、個別のペースに活動をあわせることが多い。
  • 保育園では一斉指導をし、保育士や普段の生活のペースに子供を合わせさせる

といった違いがあります。これはなぜでしょうか。私はこの指導方針の違いは、保育時間の長さ及び人員配置によって決まっていると考えます。例えば、公的療育では以下の特徴があります。

  • 人員的に余裕がある(母子同室で行うこともある)
  • 預かる時間が比較的短時間である(30分~2時間程度)

 一方、保育園では以下の特徴があります。

  • 加配の先生が付くケース以外は、大人数を2~3人の保育士で指導する
  • 朝から夕方までの長時間を保育する

 このように、公的療育の対応は指導体制の余裕から来ていると思います。では、長時間の預かりになった場合、同様の指導方法ができるかというと私は難しいと思います。

 同様にセラピストも短時間でしかできないような関わりをしていることが多く、そもそもその手法を家族が真似しようとすることは公的療育の方法を保育所で実施するようなもので無理があります。

 長時間でも無理なく接するためには、子供に対して過度に気を遣うといった対応を取ることは控えたほうがよいでしょう。

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