環境調整」カテゴリーアーカイブ

わかりやすいカレンダー(小学生)

小学校の予定をカレンダーに掲示する方法で私のクライアントさんが上手な形で使用していました。

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学校、休みといったスケジュールがケースに収められています。終了した日は好きなキャラクターのカードを差し込んでいきます。

とても楽しいスケジュールになっているので紹介させていただきました。

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環境調整のコツ

環境調整以前お伝えした通りプロンプトとして扱うべきです。よって、最初から環境調整するのではなく、行動ができない時に環境調整を実施することが望ましいです。

例えば、宿題が一人では時間がかかってしまう場合、

× 一緒に親と実施する→抹殺法により、子供が一人で学習する機会が奪われてしまいます。
○ 一定時間一人で宿題をやらせ、規定の時間までに出来なかったら親と実施する→学習機会が与えられます。もちろん、一人でできた時は存分に誉めて好子を与える必要があります(好子による強化を行う)。

このようにすることで必要以上に手伝うことなく、子供が自発的に宿題をすることが強められます。

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環境調整の注意点

環境調整は殆どがプロンプトとして機能しています。

ですから、環境調整をした結果、望ましい行動が出現、望ましくない行動が消失してもそれは環境調整を止めれば元に戻ってしまう可能性が非常に高いです。

よって、環境調整をする上では以下の注意点を守りましょう。

  1. プロンプトフェイディングを行うこと
    環境調整した環境は自然な環境に戻さなければ他の社会での場面で行動が般化しません。
  2. 自然なプロンプトを優先すること
    環境調整した環境は結局元に戻していくことが目指されるため、スケジュール表や手順表を作成するよりも声かけや身体プロンプト等で行動が習得できることを目指しましょう。こうすることで過剰にプロンプトが出る状態を防げます。
  3. 抹殺法を極力用いないこと
    抹殺法を用いると学習機会を奪ってしまうため、何も解決しません。発達を待つ以外の場面では(例えば、ベランダの柵や扇風機のカバー等)用いないようにしましょう。

これらが環境調整を実施する場合の注意点です。

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環境調整⑤(指示の明確化)

指示をわかりやすいものにするのも環境調整の一つです。適切な行動が出やすくなり、不適切行動を予め防止することができます。

明確な指示の詳細はこちらを参照してください。

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環境調整④-1(ルールの明確化の例)

環境調整の4つ目、ルールの明確化ではどのようなことができるでしょうか。

例えば、食事場面で「行儀よく」食べるにはどうすればよいかを考えます。

  • 食事中は離席せずに座って食べる
  • 左手で器を持ち、右手で箸やスプーンを使って食べる
  • お尻を背もたれにつけて座る(姿勢よくするための方法)
  • 口を閉じて物を噛む
  • 全ての物を食べる

こうすれば適切行動が何かがわかります。有名な言葉に「いかのおすし」や料理の「さしすせそ」があります。これらもルールを明確化することにより適切行動を引き出そうとしています。

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環境調整④(ルールの明確化)

環境調整の4つ目はルールを明確にすることです。
そうすれば子供は約束を守って適切な行動を守って行動できやすくなります。

約束表が使われることが多いですが、言葉で伝えてもよいです。以下のルールがあります。

  1. 望ましい行動や望ましくない行動を
  2. 親と子どもの間で具体的に取り決め
  3. その内容を理解できるようにする

実は、これトークンシステムのルールと全く同じです。

ここで、注意すべきなのは「~しない」ではなく、「~しよう」とポジティブな表現を使う事です。同じことを指示していても子どものやる気が全く変わります。子どもをのせるのも大切なスキルです。

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環境調整③(課題、方法の変更)

環境調整の3つ目は課題や方法を変更することにより、適切行動の増加、不適切行動の減少を目指す方法です。例としては以下の通りです。

  • 興味が持てるように、足し算をスーパーでお菓子を買いながら教えた
  • 解いていったら楽しみが増えるようなゲーム方式で学習をする
  • やり方を明確化することで、方法が簡単になる

動画で確認してみましょう。

同じ機能を持つ方法でしたら簡単な方法を使っても問題がありません。この靴紐の結び方のほうが強力であり、緩みづらいと思います。

掃除機のかけ方を教える方法を見てみましょう。

テープを使って適切な掃除機の手順を教えようとしています。実際に掃除機をかけている姿を確認してみましょう。

これらの動画はVoice4Uというコミュニケーションエイドアプリを作成した方がアップしている方法です。
掃除機をかけることはできますが、私はこの方法には欠陥があると思います。一つ目は印を外すというプロンプトフェイディングが難しいことと、もう一つは隅のごみがたまるところは掃除機がかけられていないことです。

私がもし、掃除機のかけ方を教える場合は細切れにした新聞紙(BB弾でもよいです)を部屋中にばらまいて、それが全てなくなるように子どもに掃除機をかけさせます。要は、試行錯誤によりその部屋がきれいになることを教えたいわけですから。この方法でしたらどのような部屋でも実施可能だと思います。

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環境調整②ー①(スケジュールの明確化の注意点)

環境調整の一つであるスケジュールの明確化ではスケジュール表をフェイディングしていく必要があります。特に毎日決まったスケジュールを過ごす場合等の場合は固定する必要はありません。

よって、以下のように段々と簡素化、文章化していくことが望ましいです。

スケジュール1

スケジュール1

スケジュール3

段々と絵などが省かれ、理解できる時間等は文章で説明されるようになっています。こうすることで、時間割等の特別な配慮がない状態でも行動できることが期待できます。

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環境調整②(スケジュールの明確化)

スケジュールを明確にすることも環境調整の一つです。スケジュールは図や絵を用いて説明されることが多いです。

注意点は以下の通りです。

  1. 子供が理解できるものにする
    子供が理解できない形では全く意味がありません。視覚化した図等を用いることで、子供がわかる形にしましょう。子供が理解できているかどうかは子供がその行動に素早く取り掛かれている、もしくは発語が可能な子供はカードを見せた時に「○○」と説明できるようになることが目安です。
  2. やさしい活動と頑張る活動を交互にする
    準備ができたら遊び、勉強ができたらおやつ等交互に難しい活動とやさしい活動を行います。これにより、モチベーションが長続きします。
  3. 可能な場合は子供と相談して決める
    実施する課題が決まっている場合、子供と相談して順番を決めることはモチベーションを高くします。必ずしも宿題→おやつではなくてもよいのです。
  4. 必ず文字も載せる
    絵や写真を利用してもよいですが、長期間に渡って使用することを考える場合はカードに文字も載せましょう。そうすると最終的には文字のみでのスケジュールに変更することが可能になります。
  5. 必ず言語で説明する
    スケジュール表を見せるだけではなく、必ず言葉で説明しましょう。また、次のスケジュールを子供に指差しさせる等して、何を実施しているのかを明確にできるようにしましょう。

これらのルールを守ることによりスケジュールは明確化できます。

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環境調整①ー1(身の回りの環境を変える場合の注意点・抹殺法)

環境調整身の回りの環境を変える場合、殆どは不適切行動を減少させることが目的になっていると説明しました。

身の回りの環境を変える結果、対象とする不適切行動が出現する可能性がゼロになる場合があります。この方法を抹殺法まっさつほう)と呼びます。例えば、以下の例です。

  • 花瓶を触ってしまうので、子供の手の届かない所に置いた
  • 再び犯罪を犯さぬように刑務所に犯罪者を収監した
  • 子供が触れないように石油ヒーターにカバーをつけた

これらは不適切行動の発生確率を無くしますが、同時に学習機会も奪ってしまいます。よって、子供の発達を待つ場合(扇風機や台所の柵等の使用)や本当に危険な場面で用いること以外では使用しないようにしましょう。

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環境調整①(身の回りの環境を変える)

環境調整の方法1つ目は、身の回りの環境を変えることにより適切行動を引き出し、不適切行動の出現を防ぎます。

社会の中では以下の様な例があげられます。

  • 電車のホームの柵(飛び降り自殺や誤って転落することを防ぐ)
  • 家の鍵(他の人が部屋に無断に侵入することを防ぐ)
  • 扇風機のカバー(手が巻き込まれ、けがをすることを防ぐ)

これらは全て身の回りの環境を変えることを実施しています。どちらかというと適切行動を出現させることを促進するよりも不適切行動を減少させることが多いように感じます。この環境調整方法を実施する上での注意点はこちらです。

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環境調整について

環境とは身の回りの環境だけでなく、時間の使い方、ルール等も含まれます。環境を変更することで行動を変えようとする試みを環境調整と言います。環境はABC分析のA(きっかけ)にあたり、環境調整をすることで良い行動が起こりやすく悪い行動が起こりにくくなることが目的です。

環境調整(NEW)

 

環境調整には様々な方法があります。それらについてはまた後ほど説明します。

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